前回はコンテンツマーケティングの概要についてお話しました。今回は、さらに一歩踏み込んで、コンテンツ戦略についてお伝えしていきます。

多くの人が「コンテンツ戦略」と「コンテンツマーケティング」という言葉の意味を混同して使用しています。しかし、マーケティング目的以外のコンテンツについても、細かく戦略を立てることができるため、必ずしも同じであるとは言えません。今回は、コンテンツ戦略立案という目的に向け、下記3つの軸でお話したいと思います。

  • コンテンツ戦略:内部ガイドラインやガバナンス
  • コンテンツマーケティング戦略(重複領域):ビジョン、目標、ユーザー調査
  • コンテンツマーケティング:記事、キュレーション(メディア)

コンテンツ戦略は、コンテンツを作成し、管理し、アーカイブし、更新されるまでの流れがビジョンと一致している必要があります。そのためにはまず、ユーザーが今までに遭遇したすべてのコンテンツを調べます。これはコンテンツマーケティングと重複する部分もあります。

コンテンツマーケティングは、マーケティング目的でコンテンツを実際に作成し、キュレーションメディア等に載せて情報を発信、その後の編集までの戦略立案と実行に、重点を置いています。これは、企業の製品やサービスと、購入する可能性のある市場(ユーザー)との間とをつなぐことを目的としています。

コンテンツマーケティング戦略は、企業とユーザーとの間に信頼関係が構築されておらず、これから関係性を向上できる状態にあることが前提となります。コンテンツマーケティング担当者は、対象サービスを採用している企業や実施責任者へのインタビューを行って、そのコメントを記事にして公開することによって、ユーザーとの信頼性向上することもできます。

上記の事柄踏まえて、独自の戦略を立てるために必要なステップについてみていきましょう。



ビジョン:戦略のゴールを明確にする

御社がコンテンツマーケティング戦略を考える上で、ポイントとなるのが以下の考え方です。

  • そもそも何を目的としているのか
  • なぜ、それを行う必要があるのか
  • 戦略のゴールは何か

オーディエンス(ユーザー)を定義する

御社の戦略を構築する上での次のステップは、「誰と話しているのか(誰と話したいのか)」を突き詰めることです。つまり、どのような背景をもつオーディエンスに、そのコンテンツを届けたいのかを明確にすることです。

そのためには、下記のような情報が役立ちます。戦略のゴールは何か

  • そのユーザーの年齢や性別、住んでいる地域など
  • どんなサイト/サービスを頻繁に閲覧しているか
  • コミュニケーションにはどのようなチャンネルを使用しているか (LINE、Twitter、Facebook等)
  • 誰に影響されやすいか(有名人○○のファッション、○○会社の社長の発言、○○ブランド製品など)
  • 日々感じている課題や悩みは何か

現時点では、上記のことが全てわかっていなくても構いません。ここでお伝えしたいことは、「これらのようなことを明確しておく必要がある」ことを十分に理解していないと、コンテンツ戦略が立てられない、ということです。

まずは、御社の3〜5年後のビジョンを立てることからはじめましょう。そのためには、どのようなコンテンツが必要となるかを考えてみてください。全てはそこから始まります。