海外の最新メールマーケティング事情を知る

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メールマーケティングは、最近のモバイル戦略の中心になりつつあり、デジタルマーケティングのみならず、企業におけるビジネス展開には、欠かせないものとなってきています。

一方、 海外ではすでに最新テクノロジーを駆使した、新しいメールマーケティングが展開され、日々進化を続けています。今回から2回に渡り、海外と日本の最新メールマーケティング事情を比較してみたいと思います。

 

米国の最新メールマーケティング情報

米国メールマーケティングを代表するLitmusによると、2017年は以下のような最新のテクノロジーが、メールマーケティングのトレンドになっていくとのことです。

  1. インタラクティブメール
  2. ビッグデータを活用したパーソナライズ化
  3. HTML5ビデオ
  4. オムニチャネル活用
  5. メールの暗号化
  6. オートメーション化

それぞれを、詳しく見ていきます。

 

1.インタラクティブメール

「Interactive」とは、直訳すると相互方向的、対話的という意味です。これまでは、メール内に設置したCTAボタンを経由して、商品購入ページに進んでもらうという流れでした。

しかし、最新のインタラクティブメールでは、ユーザーをメールから商取引用のWebサイトへ誘導するのではなく、

  • 購入する商品の種類を選んでカートに追加する機能
  • メルマガで初回メールにアンケートを設置してその回答に適したステップメールの自動配信
  • 長文のメールに「続きを読む」と言うバナーを埋め込み、これをクリックすると、折りたたまれていた残りの文が開く

などのアクションが可能となりました。今後この流れは、日本でも拡大していく可能性があるでしょう。

 

2.ビッグデータを活用したメールのパーソナライズ化

企業が所有するビッグデータを利用し、顧客の情報を管理し「最適な情報を最適な相手に、最適な時間に届ける」というものです。ビッグデータは、単に大量なデータというだけではなく、日々記録されるデータの時系列性や、リアルタイム性のあるものなども含まれます。

これまでは、管理が追い付かず、見過ごされてきたこれらのデータをさらに発展させることで、「巨大で大量のデータ」「様々な種類、形式のデータ」だけではなく、それらを扱える「仕組みやシステム」を組み込むことができるようになります。これらを利用することで、今までより更にパーソナライズ化したメール送信が可能です。

今後の課題としては、特に大企業で集積されたビッグデータは、活用に向けての取り組みが簡単では無いため、普及までには時間がかかるという点でしょうか。

 

3.HTML5ビデオ

iOS10がHTML5ビデオをサポート再開したことにより、メール内で動画を再生させることが可能となりました。これにより、今後は動画付きのメールが増えてくるのではないかといわれています。動画はユーザーへの訴求力が高いので、メールと動画を組み合わせることでより高い効果が得られそうです。

 

4.オムニチャネル

オムニチャネルとは、「各チャネルを統合して、一つのブランドとして運営すること」です。

すでに海外では多くの企業が取り入れている手法で、メールとブログや などと連動させて、顧客への直接的なアプローチをすることで、どのチャネルでも同じように、ユーザーに対して、商品やサービスの認知やブランドを体感する、いわゆる「顧客体験」の機会を提供することが可能になります。

SNSやブログをユーザーへのファーストコンタクトにして、さらにステップメールなどで深くユーザーのナーチャリングをしていく、という手法もあるでしょう。 さらに今後は、動画メールなども上手く連動させることで、ユーザーの「満足度」をアップできるような、コンテンツ作りがポイントになるといえるでしょう。

 

5.メールの暗号化

海外では、セキュリティに関するポイントとして、個人情報などの情報漏洩を防止するために、メールの暗号化が進んでいます。

2016年には、Gmailがセキュリティー強化対策として「メールデータを暗号化させ、第三者からメールの読み取りをさせない」という、TLSセキュリティーと呼ばれる新機能を追加しました。

メールを暗号化することにより、「盗み見されていた」「ハッキングされていた」「ウィルスが侵入した」などの問題を回避することができます。

今後、その他のフリーメールでもこの動きが広まっていくのではないかと予想されています。

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まとめ

海外での最新のメールマーケティングトレンドは、今回述べたインタラクティブメール、ビッグデータ活用、動画、暗号化などの点で、日本よりも進んでいるようですが、いずれ日本にもこのトレンドが来ることが予想されます。次の回では、今回触れていない「オートメーション化」について、詳しく見ていきたいと思います。

 

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